元々はアメリカを代表するスポーツ、ベースボールのユニフォームのひとつで、
ベンチでのインターバルやオフシーズンの練習用の防寒着に使われていたものが最初と言われています。
ウール製のこのジャケットは、後に多くの野球チームで使用されるようになりました。
また、バーシティジャケットという別称もあることから、大学のスポーツチームでの採用が増え、これがきっかけで一気にメジャーなアウターへと昇華していきます。
特徴は身頃がウールで袖部分はカウハイドなどのレザー製が一般的。
当初はチーム名のみの刺繍やワッペンでしたが、アワードジャケットという言葉
からも分かる通り、記念の試合や過去の戦績をシニールと呼ばれるワッペンで各所に装飾するのが主流となりました。
大学のスポーツチームが記念品として、チームや
個人に贈呈するジャケットとして親しまれたことも、世の中に多く流通した要因
といえます。